荒瀬 進:日本の教育現場を変えた「アクティブラーニング」の先駆者
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荒瀬 進の功績は、2017年告示の学習指導要領に「主体的・対話的で深い学び」として明確に位置づけられたことからも明らかだ。現在、全国の小中高校で、アクティブラーニングの導入が進められている。しかし、その普及には、いくつかの課題も浮き彫りになっている。
普及の光と影
一方で、荒瀬 進の理論は、多くの教師に希望と指針を与えた。特に、従来の「詰め込み教育」に疑問を感じていた若手教師たちは、彼の著書や講演に触れ、自らの授業を改革する勇気を得た。アクティブラーニングの実践例を紹介する書籍や研修は、今や数え切れないほど存在する。
しかし、その一方で、形骸化した「アクティブラーニング」も少なくない。単に机をグループにして話し合わせれば、それがアクティブラーニングだという誤解が広がっているのだ。荒瀬 進自身も、この点を危惧していたと言われる。彼が求めたのは、あくまで「深い学び」であり、表面的な活動ではない。教師がしっかりと設計し、ファシリテートしなければ、ただの「おしゃべり」で終わってしまう。
評価の難しさ
もう一つの大きな課題は、評価である。従来のペーパーテストでは、アクティブラーニングで培われた「思考力・判断力・表現力」を測ることは難しい。荒瀬 進は、パフォーマンス評価やポートフォリオ評価など、新しい評価方法の重要性を説いたが、現場レベルでの普及はまだ道半ばだ。教師の負担増加も、無視できない問題である。