有山達也のグラフィックデザイン世界:余白と文字が紡ぐ視覚表現の真相
Take a closer look at 有山達也のグラフィックデザイン世界:余白と文字が紡ぐ視覚表現の真相 in our detailed breakdown.
『ku:nel』で不動の評価を得た有山は、その視線を「地域の情報発信」へと向ける。その集大成と言えるのが、福岡県北九州市が発行する広報誌『雲のうえ』だ。
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2006年に創刊されたこのフリーペーパーで、有山はアートディレクターとして現在に至るまで決定的な役割を果たし続けている。
一般的な自治体のPR誌にありがちな行政主導の硬さを完全に排した。角打ち(居酒屋)で飲む市民の笑顔、製鉄所の重厚な佇まい、市場に並ぶ新鮮な魚。北九州の「生の生活感」を絶妙な構図と手触りのある紙質で表現してみせた。
全国から注文が殺到するこの広報誌は、自治体プロモーションのあり方に大きな影響を与え、「地域デザインの最高峰」としてデザイン関係者の間で高く評価されている。