浅見五郎助の技と継承|京焼・清水焼の伝統を紡ぐ三島手と現代陶芸の光芒
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京焼の歴史は、多様な文化が集積する千年の都・京都の美意識と共に歩んできました。とりわけ清水寺の門前に位置する五条坂は、江戸時代から大正・昭和にかけて多くの陶工が窯を構えた陶芸の中心地です。
この地に拠点を置いた浅見家は、初代より一貫して手仕事のぬくもりと洗練された造形美を追究してきました。初代・浅見五郎助が築いた基礎の上に、代々の当主がそれぞれの時代に求められる感性を注ぎ込み、伝統を守りつつも決して停滞しない「活きた工芸」を成立させてきたのです。
現当主である浅見五郎助は1951年に京都で誕生。幼少期から窯の熱気と土の匂いに囲まれて育ち、先代である五代目五郎助のもとで厳格な修行を重ねました。1972年に本格的に陶芸の道へ入り、1988年に伝統の名跡「五郎助」を襲名。五条坂の精神を今に体現する数少ない造形家として知られています。