彫刻家・絹谷幸太の全貌|「創知彫刻」が刻む石の記憶と国際的モニュメントの真実
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絹谷幸太の功績を語る上で欠かせないのが、世界各地に設置された大型パブリックアートの存在だ。彼の作品は、個人のコレクション枠を超え、国家間の歴史的記憶や友情を象徴するランドマークとして機能している。
サンパウロ・カルモ公園「ブラジル日本移民100周年記念モニュメント」
2008年、ブラジル移民100周年の節目に制作された巨大モニュメントは、サンパウロ市カルモ公園に鎮座する。地球の反対側に渡り、荒野を切り拓いた日系移民たちの不屈の精神と犠牲、そして未来への希望を表現した。巨石が交差する幾何学的な構造は、異文化の出会いと固い結びつきを体現している。
ベトナム・ダナン「APEC記念公園モニュメント」
2017年、ベトナムのダナンで開催されたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)を記念し、設置された彫刻作品。アジアの平和と持続可能な発展を祈念し、現地の石材を用いながら静寂かつダイナミックな造形を完成させた。各国の首脳や市民が訪れるこの場所で、彼の作品は言語を超えた対話の架け橋となっている。