弘前アップルパイ総選挙2022: 青森の伝統菓子が織りなす地域創生の物語
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弘前市は津軽平野に位置し、冷涼な気候と肥沃な土壌がりんご栽培に最適な環境を提供してきた。市内には約4,000ヘクタールものりんご園が広がり、年間生産量は約16万トンに達する。この圧倒的な生産力を背景に、弘前では古くからりんごを使った菓子文化が発展してきた。
アップルパイ総選挙の構想は2016年に始まった。当時、地方創生の機運が全国で高まる中、弘前市観光部門は「食」を軸とした観光振興策を模索していた。単にりんごを売るのではなく、加工品を通じて付加価値を創出する。その中核として白羽の矢が立ったのがアップルパイだった。
初回開催時は20店舗程度の参加だったが、年々規模が拡大。2022年には過去最多の44店舗が名乗りを上げた。パティスリー、ホテル、カフェ、さらには和菓子店まで、業種の垣根を越えた参加が実現している。